>NOVEL >葛飾、最後のピース >登場人物紹介

主な登場人物

井梶 一英 (27) イカジ カズヒデ

 東京は葛飾の新小岩に生まれ育ち、実家はプレスの町工場を営んでいる。工場が嫌いなため、工場だらけの故郷が大嫌い。
 工場嫌いの原因は、過去に自身が引き起こした事故に由来する。
 現在は横浜市内に暮らし、横浜市内に勤めるサラリーマンとして、銀フレームの眼鏡とスタイリッシュなスーツがよく似合う日々を送る。横浜に移住してからは実家にも寄りつかず、この先の人生もずっと横浜で暮らすつもりでいる。

ジャスティー (27)

 新小岩を根城にする不審者。男のくせに常にスカートを履いている。一英のことを、なぜか初対面から「ヒーローさん」と呼ぶ。無邪気そうな笑顔が逆に邪まで、危険行為も目立つ要注意人物。
 実家の配達を手伝うことになった一英を手伝うことになる。

公彦 (42) キミヒコ

 一英の実のおじ。ちゃらんぽらんな性格で一般社会には馴染めない、トッチャン坊や。若い頃は姉である一英の母を頼り、よく井梶家に入り浸っていた。だがある日、一英と犯した大人としての分別に欠ける行いのせいで、大きな事故を起こす。それ以来、失踪し行方不明。

佐々木 瑠奈 (26) ササキ ルナ

 一英の彼女で、横浜市出身。ぱっちりおめめと、ほんわりとした雰囲気が印象的な森ガール。一英とは婚約したばかりで、年内中の挙式を夢見ている。

井梶家の家族

英博 (56) ヒデヒロ
 一英の父。先代から続く金属プレスの町工場を新小岩で営んでいる。生まれも育ちも新小岩、頑固で口数も少なく、職人気質。



洋子 (53) ヨウコ
 一英の母。少々せっかちでおっちょこちょいだが、裏表がなく憎めない性格。新小岩で商人の娘として生まれる。一英が実家に寄りつかないことを寂しく思っている。



美洋 (30) ミヒロ
 一英の姉。顔の作りは菩薩に似ており、トラウマを抱える一英をなにかと擁護する。一英に対しては優しいが、母や、特に裕貴に対しては鬼のような対応を見せることも。常に長女としての強気な態度を崩さないが、パニックになりやすい性格。



裕貴 (24) ヒロタカ
 一英の弟。普段から軽薄なノリのお調子者。その空気を読まない態度が、美洋の怒りを買うこともしばしば。実家のプレス工場で職人として働くが、細かな手作業は大の苦手で、一英に帰ってきてほしいと家族で一番大っぴらに願っている。

盛熊の人々

熊盛 吾郎 (52) クマモリ ゴロウ
 立石で居酒屋を営む店主。ひげを蓄え、がっちりとした肉体を持つが、作る料理はとても繊細。料理こそ我が道と受け止めており、お客様への感謝と愛情にあふれた営業が、常連客の心をがっちりつかんでいる。葛飾生まれの葛飾育ち。(妄想)葛飾戦隊シルバーレンジャー。



泉 凛 (34) イズミ リン
 盛熊常連客の、江戸小紋の染師。お姉さん然としたナチュラルセクシーな外見とは裏腹に、粋な口調と独特な対人センスを持つ。酒が大好きで酔うのが日課。葛飾生まれの葛飾育ち。(妄想)葛飾戦隊レッドレンジャー。



須藤 恵 (24) スドウ メグミ
 盛熊常連客の、服飾デザイナー。主にジャスティーの履くメンズスカートを作っている。酔うと普段以上に舌足らずとなり笑い上戸と化す。ハイボールが大好き。職人だらけの葛飾に惚れ込み、他県から移り住んだ。(妄想)葛飾戦隊ピンクレンジャー。



奈良橋 絵梨香 (27) ナラハシ エリカ
 盛熊常連客の、会計士。以前は水商売で働いていたが生真面目な性格が業種に合わず、現在は区内の会計事務所に勤める。お嬢様のような佇まいだが、葛飾生まれの葛飾育ち。(妄想)葛飾戦隊ゴールドレンジャー。



ムハンマド・アリヴァコベッシュ (41)
 盛熊常連客のイラン系アメリカ人。なんだか葛飾が大好きらしく、連日色んな国の外人を連れて盛熊を訪れる。(妄想)葛飾戦隊ホワイトレンジャー。

地元の友人たち

江田 春樹 (27) エダ ハルキ
 一英とは小中学校の同級生。小学校の頃からよく一緒に遊ぶ。常にテンションが高く、背もひょろりと高い。昔から勉強よりもスポーツが得意で、現在はスポーツインストラクターとして働く。



瞬平 (27) シュンペイ
 一英とは中学校の同級生。当時は一英を交え、江田、寿夫とともに毎日連れ立って遊ぶ仲で、中学卒業後もよく集まって遊んだ。現在は新小岩で床屋を営む。縄文系のイケメン顔で、割とS気質。



寿夫 (27) トシオ
 一英とは中学校の同級生。昔から小柄で物静か、若いのにおじいちゃんみたいな物腰。スポーツよりもアート系の活動が得意で、現在はドールハウス工房で修行の身。趣味は絵を描くこと。

朔田 (28) サクタ

 一英とは勤め先の同僚で、一つ上の先輩。絵に描いたような好青年で、常にスマートな立ち振る舞いをする。瑠奈を一英に紹介してくれた人物。

永原 篤志 (40) ナガハラ アツシ

 葛飾の風景を写すのが大好きな、大声カメラマン。日々のストレスが溜まると、ジャスティーを撮影しにくる。キャラクターTシャツを好んで着るほどのご陽気さを見せるが、目が「死んでいる」ように見える作りのため、割といかがわしい風情。


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